2018年度版!これだけは入れておきたい WordPressプラグイン13選
2018年度版!これだけは入れておきたい WordPressプラグイン13選
1.WordPressのプラグインについて
プラグインが豊富なのもWordPressを使用するメリットの一つ。WordPressのプラグインは、プレミアム版などの有料版が用意されているものもありますが、基本的には無料で利用できます。無料版でも、開発者を支援したいという場合は、任意で寄付することができますので、ディベロッパーによる安定した運営管理を希望する場合はDONATE(寄付)してみると良いかもしれません。
有料・無料問わず、ギャラリー、スライダー、背景動画といった機能が搭載された多機能なテンプレートも存在します。しかし、テンプレートは用いずに、一からサイト構築する場合はもちろんですが、プラグインの中にはSEO対策やセキュリティ対策といったインストールが必須なものがいくつかあります。今回は、そんな必須のプラグインと、サイト運営に役立つオススメのプラグインを目的別に紹介します。
2.目的別おすすめのプラグイン
SEO対策
1.All in One SEO Pack
SEO対策の定番プラグインです。無料のプラグインですが、非常に多くの機能を兼ね備えています。設定項目が多く「ウェブマスター認証」「Google認定」など、初心者には多少ハードな入力作業が必要になりますが、このプラグインを正しく設定しておけば、ほとんどの内部SEO対策が可能です。
2.Yoast SEO
All in One SEO Packと並び、SEO対策の定番プラグインとして、人気の高いのがこのYoast SEOです。設定や操作性が、少し初心者には難易度が高いですが、世界中数多くのサイトで導入されています。「パンくずリストの作成」「カテゴリーページやタイトルタグの置き換え」「ページごとのSEO改善案を情報提供する」「Google Search consoleとの連携する」といった機能が搭載されています。
サイトマップ
3.Google XML Sitemaps
サイトマップを自動で作成・通知するプラグインです。良質なコンテンツを作成したとしても、しっかりとインデックスできていなければ、Googleの検索結果に表示されません。こうした事態を避けるためにもサイトマップ構築は重要です。このGoogle XML Sitemapsというプラグインは、Googleから提供されていますので、Googleの規定に準拠したサイトマップが自動作成されます。また自動で検索エンジンにも通知してくれます。コードの知識は必要ありませんので、初心者にも使いやすいプラグインです。
(※Yoast SEOを使っている場合は、機能が重複するので、こちらのプラグインは無効にしておく必要があります。)
リンクチェッカー
4.Broken Link Checker
リンク切れを自動的にチェックしてくれるプラグインです。サイト内にリンク切れが多数存在すると、SEOに悪影響を与えてしまいます。そこで、定期的なリンクチェックが必要になってきますが、非常に地味で細かいメンテナンス作業なので、後回しにしたり、チェックを忘れたりしがちです。このプラグインを使用すれば、リンク切れが見つかった場合は、ダッシュボードやメールで知らせてくれるので便利です。
Ping
5.WordPress Ping Optimizer
世界中のウェブサイトの更新情報を収集しているPingサーバーに、Ping送信を行うことも内部SEOで重要な対策の一つです。WordPress自体にもデフォルトでPing送信機能は搭載されていますが、記事の更新や修正を行うたびにPingを送信するような設定になっていますので、検索エンジンからスパム認定されてしまう懸念があります。しかし、このWordPress Ping Optimizerは、記事の公開時に一度Pingの送信を行うように設定されていますので、そうした心配がありません。
問い合わせフォーム
6.Contact Form 7
お問い合わせフォームを簡単に作成できるプラグインです。シンプルで設定も簡単、なおかつ拡張性も高いので数多くのサイトで導入されています。企業サイトをはじめとした商業サイトを作成する上で、お問い合わせフォームは必須です。このプラグインは世界中で使われており日本語にも対応しています。さらに、個人情報保護への意識の高まりから、プライバシー・フレンドリーであるための改善に取り組んでいるので安心して使用できるのも優れている点です。また、アンケートフォームや採用応募フォームなども簡単に作れますので、インストールしておくと便利でしょう。
HTML編集補助ツール
7.TinyMCE Advanced
ビジュアルエディタの機能を拡張するプラグインです。WordPressのビジュアルエディタ画面に「フォントファミリー」「フォントサイズ」「日時挿入」「動画挿入」「印刷」など様々なボタンを追加することができます。エディタの機能拡張をするプラグインは他にもありますが、カスタマイズの自由度が高いので人気があります。デフォルトのビジュアルエディタでは、フォントサイズなどのボタンがありませんので、作業パフォーマンスが向上すること間違いなしのプラグインです。
8.AddQuicktag
よく使う定型文やHTMLのタグコードなどを記事編集エディタに登録することができるプラグインです。このプラグインを導入すれば、ボタンをクリックするだけで、定型文やタグコードが挿入できるので、一つ一つコピー&ペーストしてコードを貼り付ける必要がなくなります。ブログを頻繁に更新し、SEO対策をしていく場合は、編集作業を効率的にする上で入れておきたいプラグインの一つです。
バックアップ
9.BackWPup
WordPressで構築したブログのすべてを一括でまるごとバックアップできるプラグインです。データベースとサーバー上のファイルといった2つのデータをバックアップすることが可能です。日本語版はありませんので、全て英語の設定画面になりますが、単語レベルの理解があれば簡単に操作をすることが可能です。
10.UpdraftPlus
ブログを丸ごとバックアップすることが可能なプラグインです。日本では、BackWPupが人気が高いですが、海外ではこちらのプラグインも人気が高いです。WordPress初心者にも使いやすく、復元作業も簡単なのがこのプラグインの特徴です。ただし、ある程度サーバーの容量が必要になってくるので、サーバー容量の少ない格安サーバーを使っている場合は注意が必要です。
セキュリティ対策
11.SiteGuard WP Plugin
日本国内のディベロッパーによって開発されたセキュリティプラグインです。管理ページの不正アクセス、不正ログイン、コメントスパムなどの攻撃に対応し「管理ページアクセス制限」「ログインページ変更」「画像認証」「ログインロック」「ログインアラート」など、様々な機能が搭載されています。国内産なので、ひらがなによる画層認証も可能で、海外からのコメントスパム攻撃対策という観点からも、おすすめできるセキュリティプラグインの一つです。
12.Akismet
ブログを運営する上で、コメント欄を使ってサイト訪問者や顧客とコミュニケーションを図りたいと考える担当者の方も多いと思います。しかし、アクセスも増え、ある程度のページビューに達すると、スパムコメントが頻繁に書き込まれるといった事態に見舞われてしまうサイトも少なくありません。このプラグインは、スパムと思われるコメントやトラックバックを自動で判定し、サイト管理者をサポートしてくれるプラグインです。WordPressをインストールすると、初期のデフォルトで入っているプラグインなので、特に他のセキュリティアプリを入れる予定がなければ、こちらを有効に活用してみましょう。
アクセス解析
13.Google Analytics Dashboard for WP
Google Analytics Dashboard for WPは、Googleアナリティクスのアクセス解析レポートをダッシュボード上に表示できるプラグインです。Google Analyticsの管理画面にログインしなくても解析データを見ることができるので、複数のWeb担当者が解析レポートを見たいといったケースにも最適なプラグインです。
3.まとめ
「WordPressとは」という記事でも説明しましたが、ロールプレイングゲームに例えると、テンプレート選びがキャラクターメイクで、プラグインがアイテムにによるキャラクター強化といったイメージで捉えると、わかりやすいと思います。注意しなければいけないのは、ゲームの設定でもよくあるように、装備品であるプラグインを沢山身に着けてしまうと、サーバーに負荷がかかり、すばやさや機動力(ページの読み込み速度)が落ちてしまうといった点です。また、WordPressのバージョンアップに、プラグインの対応が遅れていれば「サイトが表示されなくなる」「デザインのレイアウトが崩れる」といった事態も起こりかねません。さらに、悪質なプラグインの中には、ウイルスやスパイウエアが含まれているものがあるので注意が必要です。
大切なのは、レビューやネット上の情報などを参考にして信頼性の高い開発者によるプラグインを選ぶことです。そして、必要最低限なプラグインによる機能拡張を心がけ、そのサイトの方向性や目的を意識してプラスアルファのプラグインを厳選して追加していくようにしましょう。